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活動紹介ACTIVITY

茅葺集落景観形成

「つげ義春が愛した岩瀬湯本・二岐温泉フォーラム2014」および
 展示会「つげ義春が描いた岩瀬湯本・二岐温泉」(平成26年11月)





























漫画家「つげ義春」のデビュー60周年にあたり、つげ義春が愛した「岩瀬湯本・二岐温泉」のある天栄村を会場に、天栄村に関連するつげ作品紹介と写真展示会、そしてつげ作品の魅力を再認識するフォーラムを開催しました。  

 漫画家「つげ義春」は、1967年の10月、1970年5月、1973年5月、1976年11月と四度天栄村岩瀬湯本を訪問しています。 湯本を描いたペン画は、「旅の絵本」の一枚(1973年4月発表)と、『桃源行』の取材旅行で訪れた1976年11月当時を描いた「福島・湯本・二岐『湯口屋』」(77年2月発表)の二枚、合計三作品があり、漫画作品では『無能の人 第四話 探石行』の、鉱泉宿周辺の景観に使われています。

 つげ義春が愛した岩瀬湯本の茅葺き屋根の景観と二岐温泉のたたずまいに魅せられたつげファンが、今でも湯本地区を訪れ、出版本を片手に散策しており、自然・景観を生かした美しいむらづくりを進める上でもつげ作品は天栄村の文化遺産でもあります。

 EIMY湯本地域協議会では、つげ作品を通して、茅葺き屋根集落の景観形成と保存の在り方を考えていき
ます。

下の写真は展示会第一入館者の長塚様ご夫妻です。




福島民報(2014.11.14)の「あぶくま抄」欄に紹介されました。

 天栄村湯本地区の紅葉は今年も色鮮やかだった。殊にミズナラの赤が目を引いた-と知人が教えてくれた。昭和42(1967)年の秋、30歳の漫画家が紅葉に呼び寄せられるかのように同地区の岩瀬湯本、二岐の2温泉を訪れている。「ねじ式」の作品で知られるつげ義春さんだ。
 よほど印象深かったのだろう。自著「颯爽[さっそう]温泉日記」で岩瀬湯本温泉を〈いままでで最高の所だ〉と絶賛している。二岐温泉を描いた短編「二岐渓谷」は翌年、雑誌「ガロ」に発表された。台風の夜、濁流に取り残された野猿の安否を気遣いながら主人公が一夜を過ごす場面からは、つげさんの死生観すら伝わる。
 かやぶき屋根が並ぶ当時の岩瀬湯本温泉を描いたつげさんの作品を展示し、土地の魅力を紹介する試みが15日に同村のふるさと文化伝承館で始まる。地域おこし活動を進める有志が企画した。23日は元ガロ編集者を招きフォーラムも催す。
 地元には「きもち金持ち」という言葉が残る。まきがたまれば憂いなく冬を迎えられるとの意味で、里山と人がゆるりと一体となる感覚が伝わる。つげさんの訪問は4回にわたる。心を捉えたのは豊かな自然の包容力か。

( 2014/11/14 08:35 カテゴリー:あぶくま抄 )

http://www.minpo.jp/news/detail/2014111419211より引用

ミズナラ

鹿児島県高隈山を南限に、北は北海道から樺太・南千島まで分布する。日本の山地から亜高山帯にかけて自生している。ミズナラなどの落葉性ドングリ類は紅葉しないといわれるが、落葉直前は一時黄色くなり、すぐに茶色に変る。しかし、赤くなるものもある。名前の由来は木に水分が多く、燃えにくいことから。コナラ、ナラガシワとともに、単にナラとよぶことがある。樹齢は普通300年以上と長い。昔はヨーロッパに家具材として北海道のミズナラが輸出されていた。近年は日本でも高級家具材として貴重な存在になってきた。

http://www.hanazakura.jp/autumn/book/mizunara.htmlより引用


ミズナラ.jpg



http://www.hanazakura.jp/autumn/book/mizunara.html
より引用











EIMY湯本地域協議会

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福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾
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TEL 0248-94-4130 (事務局)