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活動紹介ACTIVITY

「農」を利用した医療・福祉との連携

  高齢者のいきがい・健康づくりの場として、水稲の育苗期間(4月〜5月)以外は使われていない農業
用育苗ハウスを利用し、トマト等の養液栽培の実証試験を展開し、高齢者および障がい者等の雇用を受け
入れる農家の育成に取り組んでいます。



 この取り組みは、農家が所有する水稲用育苗ハウス(育苗期の4月〜5月の間だけ利用している農業用ハウス)を
11月まで期間を延長して利用するもので、6月から11月の期間に溶液土耕栽培によるトマトなどを栽培し、収穫
作業などには地域の高齢者や障がい者を雇用し、「農」と福祉の連携をめざす取り組みです。


 高齢者や障がい者の作業環境にも配慮し、露地栽培ではなく「点滴灌水栽培」という施設栽培による方法を取り入れ
ました。 トマトなどの養液栽培による収穫物は、当EIMY湯本地域協議会が主催する都市と農村の交流事業に利用する
ほか、村内学校給食の食材として提供し「食育連携」を図ります。また、地元温泉旅館や道の駅・ゴルフ場との連携に
よる「地産地消」・「ブランド化」などをめざします。



点滴灌水(てんてきかんすい)栽培とは


 点滴灌水とは、植物に文字通り1滴ずつ水を与える栽培方法で、この技術はイスラエルで発明されたそうです。栽培には点滴灌水システム栽培キットを使い、土の代わりにココナッツファイバーの入ったグローバッグを使い、袋にチューブを通して点滴で養分や水分となる液肥を流します。
 点滴灌水施肥栽培では畑に無駄な肥料をまくこともなくなるので、経済的であると同時に環境に優しい技術でもあり、震災復興と原発事故の風評被害を乗り越えるための試みでもあります。

10月29日(水)収穫体験を行いました(天栄村立湯本小学校のみなさん)
(平成26年10月)

 10月29日(水)、この農業ハウスに天栄村立湯本小学校のみなさんを招いて、お手伝いの高齢者のみなさんと共に、収穫体験を開催しました。収穫しているみなさんからこぼれる笑顔が印象的でした。
 収穫したトマトやピーマンは学校給食の食材として使われました。





























EIMY湯本地域協議会

〒962-0622
福島県岩瀬郡天栄村大字田良尾
字五倫林山3

TEL 0248-94-4130 (事務局)